あー!毎日毎日家事に仕事に育児にやることいっぱい過ぎて手が回らない!
なのに子供は言うことを聞かないし・・・。もうおかしくなりそう・・・。
うちはまだ子供が小さいのに、私の余裕がなくて・・・。
こんな小さい子に怒鳴ってしまうことがあります。
子育て中のママやパパは本当に頑張っているね。
ダメなことだとわかっていても、子供に暴言を吐いてしまうという親は結構多いんだ。
毎日忙しい中で、子供とも関わっていると、思うようにならないことは多いと思います。
そんな余裕がないときに限って、子供は言うことを聞いてくれなかったりするので、ママもパパも声を荒げてしまう・・・。
少し冷静になれば、「あんなに言うことなかったのにな」と後悔するのは分かっているのに・・・。
今回は、子供にイライラするときの原因と、怒鳴られた子供への影響、イライラをコントロールする方法などを調査してみました!
子育てにイライラして暴言を吐いてしまう心理
暴言とは
乱暴な言葉。悪口。失礼でかつ乱暴な表現として使われる言い回しである。
wikipedia
イライラするのは怒っているから?
怒っているからイライラするんだよ!
怒りたくないのになんでイライラさせるんだ!
そのイライラは本当に相手に「させられて」いるのかな?
自身の感情と向き合うと、原因がはっきりしてくるよ!
人はなぜイライラするのでしょう?
自分の思い通りにならないことに怒っているからでしょうか?
実は、人の「怒り」の感情には、他の様々な感情が隠れています。
多くの場合、イライラするのは、それ以前に起こった事柄に負の感情が生まれて、その第二の感情として「怒り」が表れています。
つまり、人がイライラしてしまう前には、「怒り」に繋がる違う原因があるということです。
例えば、「怒り」の感情につながるものとして、「悲しみ」「寂しさ」「恥ずかしさ」「不安」「困惑」「恐れ」「落胆」「焦り」などがあります。
しかし、人はこの第一の感情に、なかなか気づけません。
子供がコップの水をこぼしてしまって、どう思った?
—-焦りました。こぼしたのにニコニコしてる子供も悲しくて。
スーパーで「これ買って」と喚く子供に、どう思った?
—-周りの目が恥ずかしかった。どうしたら喚くのをやめてくれるか困ってしまって。
よく子供に怒ってしまう場面には、実は「焦り」や「悲しみ」、「恥ずかしさ」や「困惑」が隠れています。
イライラは、単に怒っているから出てくる感情ではないのです。
このイライラしている本当の理由に気付くことができると、自身の「怒り」の感情を把握しやすくなり、子供にその感情を伝えることで話し合いのきっかけを作ることができるかもしれません。
子供にとっても、「怒り」で伝えられるよりも、親の他の感情で伝えられる方が、委縮してしまうこともなく、すんなり受け入れやすいのではないでしょうか。
「ママは悲しかった」とか「ママは困っちゃった」と言われたほうが、子供もなぜいけないのかがわかりやすいかも!
そうだね!
怒ったり叱ったりするのは簡単だけど、なぜママが怒ったり叱ったりするのかをちゃんと教えてあげることが大事だよ!
「怒る」と「叱る」の違いとは?
「怒る」と「叱る」は違うと聞いたことはないですか?
感情的に怒っているのではなく、論理的に叱っているのだから、「これはしつけだ」と。
子供のしつけに一生懸命な大人ほど、そう思い込んでいます。
実際のところ、子供にとって「怒られること」も「叱られること」も大した違いはありません。
パパやママからしたら、自分のイライラを少しばかり抑え込んで、怒鳴り散らかしたいところを、論理的に「叱って」いるのだから、「怒る」のとは全く違うだろうと思われるでしょうが、叱られた子供側には、恐怖や悔しさ、反発心などのマイナスの感情が生まれるだけです。
また、叱られてマイナスの感情が生まれると、人は皆、どうにかこの場から逃げたいという気持ちになり、とりあえず言われた通りの行動をします。
そうすれば怒っている人の機嫌をこれ以上損ねずに済むし、居心地の悪い状況を脱することができるとわかっているから。
そこに、自分の意志や考えは存在しません。
しかし、これではいつまで経っても子供は学びませんし、同じことを繰り返してしまうのは当然の結果ともいえるでしょう。
叱っても、子供は学ばないのです。
「怒っている」のではなくて「叱っている」のだから問題ないと思ってた!
子供にとっては同じで、どちらであってもあまり成長にはつながらないのね!
そうなんだ。
「叱る」ことは良いと思っている大人はたくさんいるよ。
危険なことや迷惑になる子とはしっかり叱らないといけない時があるけど、そのほかで叱っても、子供の成長にはつながらないんだ。。
叱ると気持ちが良くなる?
子供は叱られると、取り合えずその場から逃げたい一心で言われた行動をします。
すると、叱った側にはそれが「成功体験」となり記憶に残ります。
「叱る」や「怒る」という行為には、人を責める側面があり、誰かを処罰したいという欲求をくすぐるのです。
つまり、「叱る」をすると、「言った通りに動いた」という満足感を得ることになり、その充実感を得るがため、「叱る」ことがやめられなくなるのです。
「叱る」ことで、子供が謝ったり反省したような素振りを見せることに気持ちが良くなってしまう・・・。
「叱る」には、依存性があることを十分理解しておく必要があります。
気付かないうちに叱ることに気持ちよくなってしまっていたのかも。
怒鳴ればとりあえず子供は言うことを聞いてくれていたから・・・
そうだね。
怒鳴られれば大人だって理不尽と思いながらも、とりあえずいうことを聞くことはあるんじゃないかな?
でもそれは本当に怒鳴られた相手のためになってるかな?
子育てにイライラして暴言を吐くとどんな影響が?
子供にとって、親から言われる言葉は強力な破壊力を持っています。
「できるよ!」「すごいね!」「ママは信じてる」などのポジティブな言葉は、子供に大きな力を与え、「ダメなやつ」「バカなのか」「消えろ」などのネガティブな言葉は、子供の精神を削っていきます。
たとえ子供の行動にイライラとしたから発した暴言で、本当に思っているわけではないとしても、子供の心にはそれがずっと蓄積されていきます。
そして、いつか成長した子供の精神や身体に、大きな傷として現れることでしょう。
もし、子供に暴言を吐いてしまっているのなら、まず反省し二度と子供を傷つけないことを誓ってください。
そうは言っても、おそらく、すぐにはやめることは難しいです。
言われてすぐにやめることができるなら、やってますよね?
子供も同じです。
叱られて、怒られて、暴言を言われて問題が解決するのなら、そんな何度も親をイラつかせないんですよ。
子供に「いうことを聞いてほしい」と思うのなら、まずは親が変わる姿を見せましょう。
子供に、人の目があるところで「今までごめんなさい」と謝ることができると、一番いいです。
人の目があるところで、自分の放った言葉が人としていかに恥ずかしい言葉っだったのかを理解することが一番身に沁みると思います。
子供を変えようとする前に、自分の感情のコントロールは自分で調節できるようになりましょう。
自分の感情のコントロールもできていないのに、子供にばかり叱っていたのが恥ずかしい。
気づけたことが大事だよ!
自分の感情のコントロールができれば、穏やかに生活を送ることができるようになる。
自分自身と向き合うのようにしてみよう!
赤ちゃんでも言われた暴言は記憶に残る?
皆さんは自分が赤ちゃんだったころの記憶がありますか?
多くの方は、赤ちゃんや幼少期の記憶を忘れてしまっています。
これは脳の発達に関係していて、幼いころの記憶を定着させる部分が、のちに発達する多くのものに飲み込まれ、思い出せないという説が有力なようです。
じゃあ、赤ちゃんの頃にママに言われた酷いことは記憶として残らないのね?
いいえ。
思い出せないだけで、記憶としては残っているよ。
子供は一般的に1歳半ごろまでに言葉を話し始めます。
つまり、一歳半まで周りにある言葉を吸収して、記憶しているということ。
当たり前ですが、赤ちゃんが成長するために参考にするのは、周りにあるママやパパの言動が大半を占めるのです。
親がイライラしていること、自分に向けられた言葉や態度は、思い出せなくても必ず記憶に残っています。
子育てのイライラ・暴言をやめたい・・・
この記事を読んでくれているってことは、自分の発言に危機感をちゃんと持っているってことだね。
まずはちゃんとそのことに気付くのが大事だよ!
イライラしているから怒鳴っても仕方がない。
親だって人間だもん、我慢ならないことはある。
そんな風に言い訳をしていませんか?
もし、本当にイライラすることをやめたいのであれば、まずはイライラすることを正当化するのをやめましょう。
そして、自分自身のイライラポイントを知ることから始めましょう!
イライラをコントロールする方法
自分の感情をコントロールしたいけど、何から始めたらいいかわからないな。
感情をコントロールする方法を少し紹介するよ!
1つでも初めて見ると変化に気付くと思うよ!
自分自身を理解する
イライラしているのは自分です。
その自分が何でイライラし、どんなことが好きで、そんなことで怒るのか。
どんなことで癒されて、何が大切なのかなど、しっかり理解しておくことが大切です。
自分自身のことは意外と自分が一番知らないものです。
自分ノートなどとして、書き出してみるのもいい方法だと思います。
言葉を変える
普段使っている言葉は、相手を不快にしないものでしょうか?
言葉使いを変えるだけで、その言葉を発した人の心も変化させます。
□早くしなさい!→○○だから急ごうね。
急いでいるならその理由も付け加えましょう。
何のために急ぐのかが明確になると、子供も行動に移しやすいです。
□片付けないなら捨てるよ!→散らかっているとママ困るな。片付けるとものを大事にできるよ。
○○だと、こんな怖いことが起こるよという脅しでは、子供は学習しません。
片付けるとこんな良いことが起こるよと思ってもらえるように伝えましょう。
□泣かない!→嫌だったんだね。痛かったんだね。○○してみようか。
子供はまだ言葉で伝えることがしっかりできません。
泣くことで嫌な気持ちを伝えているので、その気持ちを汲み取ってあげましょう。
一緒に解決策を考えてもらえると、子供の気持ちも救われます。
□勉強しなさい!→何時までに勉強を終わらせる?
何事も強要されてやるのは嫌なものです。
大人でも気持ちがのらない時に「やりなさい!」と言われては、余計やりたくなくなるもの。
「何時までに終わらせるか」「1時間だけ集中してみよう」など、勉強を進める計画を一緒に立ててあげましょう。
少しの時間でも気持ちが勉強に向かえばいい成果だと思います。
□子供は口を出さない!→君はそう考えるんだね。
子供であっても、一個人です。
人生経験は大人よりも浅いですが、しっかり自分の意思を持っています。
その意思を尊重し、否定しないようにしましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足は何事に開いてもいい結果を生み出しません。
寝不足だと感じていなくとも、ベッドに入る時間が遅い生活を続けているようなら、睡眠が十分とれているとは言えません。
しっかり睡眠をとると、気持ちも前向きになり、小さなことでイライラすることも減っていくでしょう。
気持ちを切り替える
イライラとしてしまう時、6秒だけ待ってみましょう。
怒りの感情は6秒経つとおさまると言われています。
また、それと同時にイライラしてしまった原因を考えてみます。
そして自分が本当はどうしたかったのか、その原因についてどう感じたのかを分析すると、自然とイライラの感情が引いて行ってくれます。
子育てでイライラしてつい暴言を言ってしまった!エスカレートする怒りのコントロールの仕方を調査した-まとめ-
子供と一緒の生活は本当にストレスが溜まります。
だけどその反面、毎日子供は成長し、私たちにいろんな幸せを見せてくれます。
イライラするのはその子供のせいでしょうか?
自身の「怒り」の感情と向き合い、コントロールできるようになると、もっと子供のことが愛しくなると思いますよ!