搾乳した母乳が少しあるから、粉ミルクと混ぜてあげたら楽よね!
哺乳瓶洗うの一回で済むし!
ちょっと待って!
母乳と粉ミルクを混ぜようとしてる!?
そ、そうだけど・・・。
何か問題があるかな?
大ありだよ!
母乳とミルクを混合で与えるのはいいけど、一緒に混ぜて飲ませてしまうのは成分が変わってしまうことがあるんだ!
搾乳した母乳がまだあって、ミルクと合わせて量を調節したいとき、「混ぜてしまえば簡単じゃないか?」と思ったことはないでしょうか。
同じ哺乳瓶でミルクを作ってしまえば、洗い物も増えないですし、消毒したりする手間も減らせますから、忙しい育児の手間を省くためにも、母乳とミルクを混ぜてしまえたら楽ですよね。
しかし、実は、母乳と粉ミルクを混ぜてしまうのは避けたほうが良いようなのです。
今回は、母乳と粉ミルクを混ぜてしまうと、どんなことが起こるのか。
そして、母乳とミルクを混合で飲ませる時は、ミルクの量はどれくらいにしたほうが良いのか。
さらに、授乳をもっと楽にする便利グッズなどを調べていきます。
□母乳と粉ミルクの混合で授乳している人
□母乳を搾乳して与えている人
□母乳だけでは不安で粉ミルクと一緒に飲ませたい人
□毎回の授乳が大変で、何か楽になる方法はないか探している人
□母乳との混合で粉ミルクの量がわからない人
□授乳をもっと楽にしたい人
□ミルクに最適なウォーターサーバーを知りたい人
母乳とミルクの混合は大丈夫なのか?
母乳と粉ミルクを混ぜられたら、楽だったのになー。
なんでダメなの?ねぇ、なんで?
搾乳した母乳では量が足らない時、粉ミルクを一緒に混ぜてしまっても大丈夫なように感じますが、実はこれはNG行動なんです。
ではなぜ、母乳と粉ミルクを混ぜてしまうとダメなんでしょうか?
なぜ母乳とミルクを混ぜてはいけないの?
母乳と粉ミルクを混ぜてしまうと、母乳の中の「リゾチーム」という免疫成分の活性が低下してしまうそうなんです。
特に、冷凍保存していた母乳を粉ミルクと混ぜてしまうと、免疫成分がほとんどなくなってしまうようです。
また、母乳と粉ミルクを混ぜて与えた場合、もしも飲み切らなかったら、廃棄する必要があります。
母乳の貴重な免疫成分なども廃棄してしまうのはもったいないですよね?
母乳と粉ミルクを飲ませる時に注意すべきこととは?
母乳には多くの栄養が含まれています。
特に母親からの免疫などの成分は、とても重要な成分です。
そのため、母乳と粉ミルクを混合で飲ませる時は、まず先に母乳から飲ませるようにしましょう。
もしも飲み切らなかった場合、母乳を捨ててしまうのは非常にもったいないですからね。
母乳とミルクの混合
母乳と粉ミルクを混合で使っていくのはいいのよね?
実際、母乳と粉ミルクってどれくらいの割合で飲ませたらいいのかな?
完全母乳で育った子と、粉ミルクも混合で飲んだ子では違いがあるって聞いたことがあるけど、それってホントなのかな?
母乳の場合は、好きなタイミングで赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませるのが一般的です。
では、母乳と粉ミルクを混合で飲ませる時は、粉ミルクの量をどれくらいにするのがいいのでしょうか?
そして、完全母乳の育児と、粉ミルクを混合で使った育児では、何か違いが出るのでしょうか?
混合の時のミルクの量は?
混合での育児は、まず母乳を飲ませてから足りない分を粉ミルクで補います。
しかし、粉ミルクをどれくらい飲ませたらいいかがわかりにくい・・・。
まずは、完全ミルクの場合の目安量を参考にしましょう。
月齢 | 1回の量 | 1日の回数 |
~1か月 | 120ml | 6回 |
1~2か月 | 140ml | 6回 |
2~3か月 | 160ml | 6回 |
3~4か月 | 200ml | 5回 |
混合の場合、先に母乳を飲ませますが、母乳の量が足りているかどうか、またどれくらい飲んだかは、授乳前後の赤ちゃんの体重を測ることで確認することができます。
赤ちゃん用のスケールがあると便利ですが、半年も使わないので、レンタルをするといいですね!
授乳前後の赤ちゃんの体重で、足りない分を粉ミルクで補いましょう。
もしも、ミルクの量が目安量飲めていなくても、個人差がありますので、赤ちゃんが元気で体重が増えていっているようであれば、心配することはありません。
ただし、粉ミルクを与えすぎてしまうと、母乳を飲む量が少なくなり、乳腺炎や母乳の出る量が減ってしまったりします。
母乳の後に飲ませる量は、30~40ml程度を目安にしましょう。
また、赤ちゃんのおしっこ回数が1日に6回ないときや体重がなかなか増えない時は、授乳の量が少ない可能性があります。
母乳がしっかり出ているかを確認し、粉ミルクをしっかり飲ませてあげるようにしましょう。
ミルクと母乳を混ぜて育った子とそうでない子の違いは?
母乳と粉ミルクには多少の成分の違いはありますが、どちらも赤ちゃんの成長に必要な栄養素が含まれているので、どちらを与えても大差はないと思われます。
ただし、母乳には免疫成分が含まれていて、完全に病気を予防することはできませんが、6か月母乳を与えた場合、3歳ごろまで母乳の免疫効果が持続すると言われています。
反対に、粉ミルクには母乳には少ないビタミンKやビタミンBが多く含まれているようです。
母乳育児だと風邪をひきにくいだとか、肥満になりにくい、アレルギーになりにくいなんて言われるけど、結局のところどうなのかしら?
母乳育児だと、確かに免疫成分が入っている分、風邪などの急性疾患にかかる割合は少ないようですが、ぜんそくやアレルギーなどの症状については、まだはっきりとはしていません。
肥満に関しても、まだはっきりしないところがあり、欲しがるだけ与えてしまう母乳のほうが太ってしまうこともあります。
母乳育児も粉ミルクでの育児も、今のところどちらが優位という研究は発表されていないようですね。
授乳をするママの負担がない範囲で育児できる方を選択するのが、ベターだと思われます!
ミルク混合育児のスケジュールとは?
授乳におすすめなものと便利グッズ
かなり母乳とミルクを混合で使っていくイメージができた!
でも、やっぱり授乳って結構大変なのよね。
授乳を少しでも楽にできる方法はないかしら?
今はいろんな便利グッズが出ているから、ママの悩みや赤ちゃんの特徴に合わせて、活用するのが良いね!
ミルクに最適なウォーターサーバーの選び方とは?
子育て世代にウォーターサーバーを設置するメリットはいくつかあります。
✅お湯がすぐに使えて、ミルク作りが簡単!
✅飲みたいときにすぐ飲めるから、ジュースなどの余計なものを飲まないで済む!
✅重たい水を買いに行かなくてもいい!
✅ペットボトルのゴミが増えない!
赤ちゃんのいるころからウォーターサーバーはとても活躍してくれるでしょう。
しかし、最近はいろんなメーカーがウォーターサーバーを販売していて、どんなものを選ぶといいのか、悩んでしまいますね。
赤ちゃんのミルクに使うためのウォーターサーバーはいったいどんなところに気を付けたらいいのでしょうか。
業界最安値のウォーターサーバー【富士おいしい水】
今や、多くの世帯が家にウォーターサーバーを設置しています。
しかし、飲み水にそんなにお金はかけられない・・・。
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ミネラルが入っていない水が良い
ウォーターサーバーには天然水と、ミネラルを含まないRO水があり、どちらも赤ちゃんが安心して飲める軟水ですがRO水のほうが、原水からミネラルを含むすべての不純物をろ過してあります。
赤ちゃんは内臓が未発達で、ミネラルを取りすぎるとお腹を下してしまう恐れも。
粉ミルク用としても使いたい場合は、ミネラルが添加されていないRO水のサーバーを選ぶとよいでしょう。
ただし、天然水のほうが口当たりがまろやかでおいしいお水です。
日本のお水は軟水なので、天然水でも粉ミルク用に使うことができます。
比較的硬度の低いものを選ぶようにしましょう。
手入れのしやすさをチェック!
ウォーターサーバーのタンク内をより清潔に保ちたい方は、自動洗浄モードのあるものがお勧めです。
前述したRO水のサーバーは、1.2年に1回業者のメンテナンスが必要で、本体を交換にきてくれます。
天然水の場合はそこまでのメンテナンスは必要ありませんが、水の出口などを清潔に保つ必要はあるでしょう。
チャイルドロックの外しやすさ
ウォーターサーバーでは、温水もすぐに使えるようになっているため、子供が誤って触らないよう、チャイルドロックがついています。
それぞれのメーカーによってチャイルドロックの様式が違います。
ボタン式
数秒の長押しや、自分で調節できるものがあります。
しかし、お子さんが少し大きくなってくると、長押し操作は簡単に解除できてしまいそうなのが難点です。
レバー式
レバーとボタンを同時に操作する必要があり、子供の小さな手ではなかなか難しい操作となります。
レバー部分にカバーを付けられるタイプのものもあります。
つまみタイプ
片手で操作でき、一度覚えると比較的簡単に解除できそうです。
しかし、小さなお子さんには少し力が必要かもしれません。
子育てプランの有無
小さな子供さんがいるご家庭では、子育てプランが有効になります。
各メーカーがそれぞれ対象年齢のお子さんのいる家庭にお得なプランを用意していますので、お試しで使ってみてもいいですね!
母乳とミルクを混合で授乳するときの哺乳瓶は?
混合で授乳するときは、哺乳瓶の種類も変えないといけない?
哺乳瓶は赤ちゃんの口のサイズに合ったものを選びましょう。
また、搾乳してそのまま授乳できるタイプのものもありますので、そちらを使うのもいいですね。
搾乳は手動だと結構な負担がかかるため、できれば電動タイプがいいでしょう。
また、しっかり殺菌することも忘れないようにしましょう。
授乳に便利なグッズや機能について
やっぱり授乳って、母乳でもミルクでも大変なんだよね。
何か便利な道具ってないかしら?
片手で授乳できる!
bokee(ボーキー)
哺乳瓶を開けたいけど片手が塞がっているときや、赤ちゃんを抱っこしながらミルクの準備をしなきゃいけない時に大活躍するグッズです!
見た目はコップのようですが、テーブルにしっかり固定され、哺乳瓶をしっかり固定します。
「開ける」「注ぐ」「閉める」という動作をすべて片手で行うことができます。
いつでも温かいミルク!
ボトルウォーマー
深夜のミルクを用意するのは大変!
そんな時は就寝前に作っておいたミルクをセットしておくと、温かさがキープされてすぐにミルクをあげることができます。
お出かけ時も、外でお湯などが借りられない時は困ってしまう・・・。
外出前に作って、ミルクをセットしておけば、飲みたいときに温かいミルクが飲めます。
35℃~75℃の間で、1℃ずつ設定が可能!気温によって冷めてしまうことも防げます。
吐き戻しもこれで安心!
ロトトクッション
せっかくミルクを飲んでくれても、吐き戻してしまうと着替えなくてはいけなくなってしまいます。
このクッションは、緩やかな傾斜で頭と上半身を起こすような角度が吐き戻しを予防します。
また、抱っこで寝てくれる赤ちゃんを起こさないように寝かせることも!
クッションごと移動することも可能なので、背中スイッチ対策にもなります。
母乳とミルクを混ぜるのは大丈夫?注意点とおすすめしない理由。混合の時のミルクの量とは?-まとめ-
母乳とミルクの混合育児は、授乳だけでなくミルクの用意や消毒などもしなくてはいけないので、大変なことも多いですが、搾乳した母乳とミルクを混ぜてしまうのはやめましょう。
成分が変化して、せっかくの母乳がもったいないことになってしまいかねません。
また、授乳グッズは意外とたくさん発売されています。
ママと赤ちゃんにあったグッズを使って、できるだけ楽に授乳できるようにしていきましょう。