子供に好かれるパパの関わり方とは?明日からできる5つの習慣
「パパにもっと子供と関わってほしい!」
「パパも頑張っているつもりなのに、なぜか子供との距離を感じる…」
子育て中のママやパパなら、一度はこんなふうに思ったことがあるのではないでしょうか。
最近は、子育てや子供の勉強に、積極的に関わるパパがとても増えました。それ自体は、本当にすてきなことです。ただ、よかれと思ってやったことが、子供にもママにも負担になってしまうケースも少なくありません。
実は、父親が子供と関わる時に大切なこととは、「特別なことをする」わけではありません。
張り切って、お出かけしたり、パパをヒーローのように見せる必要もないんです。
ただ、毎日のちょっとした心がけを変える、それだけで、子供もママも、パパのことがもっと好きになります。
今回は、わが家のリアルな体験を交えながら、「明日からできる子育てパパの関わり方」をお伝えします。
父親と子供の関わり方で大切なのは「完璧」より「楽しむ」こと
よかれと思ってやったことが、裏目に出ることも
パパたちの多くは、会社で厳しく鍛えられ、「気合いと根性」で頑張ってきた世代です。だから、子供への関わり方も、職場で部下を指導するようになりがちなんですよね。
たとえば、成績が思わしくない子供に「気持ちで負けているからだ」「そんなことでどうする」と強い言葉をかけてしまう。パパとしては、子供を大事に思うからこその言葉なんですよね。でも、子供の心には「責められた」という気持ちだけが残ってしまいます。
両親の関わり方は、子供の心の安心感を育てる土台になります。
なので、「どう言うか」「どんな顔で接するか」がとても大切なんです。
正しいことを言うことが、子供への声掛けの正解ではないですよ!
「やらなきゃ」と思うとつらくなる
でも、子育てを「ちゃんとやらなきゃ」と気負いすぎるのはやめましょう。
「やらなきゃ」の義務感で子供に付き合っていると、絶対そのうち嫌になります。
そして、そのイライラや疲れは、子供にもママにも、しっかり伝わります。
これが積み重なっていくと、家にいるのが億劫になって外出が増え、かえって家族との溝が深くなってしまうこともあります。
大切なのは、子育てを「やらなきゃいけない仕事」ではなく、「家族との時間を楽しむ」ものとしてとらえること。家族の時間が楽しければ、「自分の時間がない」という不満も、不思議と小さくなっていくものです。
子育て🟰大変、めんどくさい
子育て🟰楽しい、面白い
こんなふうに思うように心がけましょう。
いちばんのハードルは「小さなプライド」
とはいえ、いちばん難しいのは、男性ならではのプライドかもしれません。
「父親として強くいなきゃ」「間違いを認めたくない」という気持ちは、誰にでも少しはあるものです。
でも、その小さなプライドを一旦手放してみて下さい。
意外に、気持ちが楽になって、子育てがしんどいと思う気持ちも、何かに焦る気持ちも消えていくのではないでしょうか。
すると、パパは子供からも、ママからも、ぐっと近い存在になれますよ。
子供に好かれるパパの関わり方|今日からできる4つのコツ
コツ① 自慢話より「失敗談」を話す
まずは、自分の成功体験より、失敗したときのエピソードを話してみましょう。
でも間違えてはいけないのは、「失敗談」と「苦労話」は別物だということ。
「パパは学生時代、こんなに頑張ったんだぞ」という話は、子供にとっては自慢話に聞こえてしまいます。それよりも、「こんな失敗をしてね」と笑いながら話すほうが、心の距離がぐっと縮まります。
失敗談には、うれしい効果がたくさんあります。
- 安心感:「失敗しても大丈夫なんだ」と思えて、挑戦する勇気が育ちます。
- 共感力:「あのときは悔しくて泣いたんだよ」と素直に気持ちを話すと、子供は人の気持ちに寄り添う優しさを学びます。
- 立ち直る力:失敗から何を学び、どう立て直したかを話せば、困ったときの乗り越え方を子供が具体的に知ることができます。
食事のときや寝る前など、ゆったりした時間に話すのがおすすめです。強くて頼れる存在に見えるパパが、少し弱さを見せる。それだけで、子供はパパをぐっと身近に感じます。私は、自分の失敗を話せる人こそ、人としての器が大きいと思っています。
コツ② アドバイスの前に、まず「受け止める」
子供の話が少しズレていたり、明らかに間違っていたりすることもありますよね。そんなとき、つい「それは違うよ」と言いたくなります。でも、ぐっとこらえて、まずは「そう思うんだね」と受け止めてみましょう。
子供の考えに賛成する必要はありません。子供の話を受け入れる必要はないんです。
わからない話はわからないままでいい。
「そうなんだね」「話してくれてありがとう」と、気持ちを受け止めるだけで大丈夫です。
仕事では、問題を素早く解決する力が評価されますよね。
でも、家庭でそのまま使うと、こんな流れになってしまいます。
- パパがすぐにアドバイスをする
- 子供は気持ちを否定された気になって黙ってしまう
- パパは「なぜ聞かないんだ」とイライラする
- アドバイスがいつの間にか説教になる
これ、本当に我が家を見るようでお恥ずかしいのですが、多くの家庭で、この流れではないでしょうか?
アドバイスはあと!
まずは、気持ちを受け止めることから会話を始めましょう。
気持ちを受け止めてもらえると、子供は安心して、パパの話に耳を傾けられるようになります。
そのあとで「もしそうなったら、どうする?」と問いかければ、自分で考える力も自然と育ちます。
コツ③ 家族との時間を「楽しむ」
「家族サービス」ってよく言いますよね?
でも、サービスって自分を犠牲にして相手に尽くすってイメージがありません?
子供との時間は、別に子供に尽くさなくてもいいんです。
親も一緒に、パパ自身も一緒に楽しむのが子育てです。
パパの楽しんでいる姿を見たら、子供はもっと楽しめます。
子供も笑顔、大人も笑顔。まさに一石二鳥。
とはいえ、お仕事で疲れているのに、興味のないことに無理して付き合うのは辛いものですよね。
そして、イライラした気持ちは、子供に伝わってしまいます。
パパも子供も楽しめることを、いろいろ試して探していきましょう。
これは正解はないです。パパが好きなこと、子供が好きなことはそれぞれ違いますから。
- 対戦ゲームやボードゲーム、カードゲームで本気で遊ぶ
- 映画を一緒に観に行く
- キャンプや海、山、雪遊びなど、自然の中で過ごす
子供はこの世界の初心者です。
パパが知っている「世の中の面白いこと」を、ぜひ教えてあげてください。
自然の中での体験は、子供の心の栄養になりますし、いろいろな世界を知っている子は、学校や友達関係でつらいことがあっても、「ほかにも世界はある」と思うことができるので、心が折れにくくなります。
様々な世界を知っておくことでレジリエンスが育てられるわけですね。
そして、子供と話すときは、スマホを置きましょう。
家族で外食しているときも、スマホは一度しまって、目の前の子供の顔を見て食事をする。
それだけで、子供は「大切にされている」と感じますし、家族で共有できる話がたくさんできます。
コツ④ 家ではニコニコしていよう
お仕事でストレスがたまり、しかめっ面になる日もあると思います。それでも、家ではできるだけニコニコしていてほしい、というのがママの本音です。
笑顔が難しければ、口角を少し上げるだけでも十分です。
パパの機嫌は、家族全体の雰囲気を決めます。
いつも穏やかなパパのもとで育った子供は、心が安定して、根気強く優しい子に育ちやすいと感じます。
でも、どうしてもイライラしてしまうときもありますよね。
そんなときは、こんな順番で試してみてください。
- 不機嫌なときは、子供に勉強を教えたり、大事な話をしたりしない
- 「ふーん、そっか」と、肯定も否定もせずに聞き流す
- それでも収まらなければ、その場から少し離れて気持ちを落ち着ける
これは大前提になりますが、自分の機嫌を自分でとれる大人になりましょう。
いつも威圧的なパパだと、今は従っていても、子供が大きくなってから、同じような態度を人に向けるようになってしまいます。自分の不機嫌を人にあたるのが大人だと学んで大きくなるのだから、当然ですよね。
不機嫌は家に持ち込まないようにしましょう。
コツ⑤ 思いつきで「計画」を崩さない
ママにとって、めちゃくちゃしんどい父親の関わり方は、「計画をひっくり返すこと」だと思います。
たとえば、こんな場面。
- ママに任せていた子供の勉強に、パパが急に問題集を買ってきて「これやってみな」と渡す
- 子供の勉強が一段落したところで、ママの予定を確認せずに「映画でも行くか!」と誘う
- 受験が近づいたころに、急に「この成績で大丈夫か?」「その学校でいいのか?」と、これまでの決定に疑問をはさむ
パパとしては、家族を思っての行動なんですよね。わかります。
子供が心配、自分も何かやってあげたい。
その思うからの行動や発言だと言うのは十分伝わります。
ただ、ママは子供の予定を考えながら、1週間のスケジュールを組んでいます。
急に計画が崩れると、ママのイライラがたまり、子供はそれを感じ取ってビクビクして、家の中の雰囲気が最悪になってしまいます。
新しいことを提案したいときは、子供に伝える前に、まずママに相談する。
予定は夫婦で共有してから声をかける。これだけで、ケンカがぐっと減ります。
もし、継続して関われないのであれば、「余計なことをしない」ことも立派な関わり方です。
パパが仕事に打ち込む背中を見せることも、子供にとっては大切な学びになります。
ママにも好かれるパパになるために
子供の「好き」に、興味をもつ
もうひとつ、おすすめなのが、子供が興味のあることに、パパも興味をもつことです。
ゲームでも、虫でも、ダンスでも。子供以上に詳しくなれたら、もう言うことなしです。
人は、自分が関心のあることに詳しい人を尊敬しますよね?
子供が習い事や塾の先生の言うことを素直に聞くのも、そのためかもしれません。
プロではないパパが断定的に言うと、子供は「先生は違うこと言ってたけど」と感じてしまうことがあります。だから、子供の「好き」に注目して、一緒に研鑽した方が、信頼を得やすいんです。
そして、もしも、どうしても興味が持てない事柄で子供が話しかけてきたら、スマホを置いて、「へえ、そうなんだ」「それからどうなったの?」と相づちを打つだけでもOK。
子供は「今、ハマっていることをちゃんと聞いてもらえた」という満足感で、心は安定します。
「ママにできるなら、自分もやってみよう」
さらにもうひとつ、おすすめしたいのは、ママのやり方を真似してみることです。
「自分には向いていない」「それはママの役割だ」
パパあるあるだと思うんですが、ママにできていることなら、自分にもできると考えてみましょう。
話の聞き方、声のかけ方、ほめ方など、ひとつずつ真似するだけで大丈夫。完璧を目指さず、ひとつずつ試す姿勢が一番大切です。
ママが、「こんなふうに声掛けするといいよ」「今は話しかけないであげて」とアドバイスしても、「俺には無理だよ」なんて態度では、子供からの信頼も得られなければ、ママの怒りも買うことになってしまいます。
いざという時の「ストッパー」と「ピンチヒッター」
ママと子供が作ってきた計画を崩さないのが基本ですが、パパの出番がある場面もあります。
ひとつは、子供の寝る時間が遅くなりそうなとき。
「今日はここまでにして寝よう。明日またやろう」と声をかけてあげてください。
睡眠は、子供の心と体にとって、何より大切です。
ママもわかってはいるけど、勉強がなかなか進まないとき、子供と何かに夢中になっているとき、時間が見えていないこともあります。
ママが抜けているところは、パパがカバーしてくれると、ママも子供もとっても助かると思います。
もうひとつは、ママが時間的にも体力的にも限界のとき。
そんなときは、ピンチヒッターとして助けてあげてください。
子育てのプレッシャーを一人で抱えて、心がいっぱいいっぱいになっているママは、めちゃくちゃ多いです。ほとんどのママは、子供のことを考えすぎて、疲れてしまい、不安定になることもあると思います。
子育てを頑張るママを、いちばん近くで支えられるのは、パパです。
「ありがとう」「いつも助かってるよ」のひと言が、「今日は代わるね」「少し休んでおいで」その気遣いが、ママの心を軽くしてくれます。
パパも育つ!「そだて力」で家族みんなが成長しよう
子育ては「親育て」でもある
私が大切にしている「そだて力」とは、人を育てることを楽しむ力のことです。子供を育てながら、実は、親自身も育っていくんです。
パパが子供と丁寧に関わることで、聞く力、伝える力、人の気持ちを思いやる力が身につきます。これは、職場の人間関係でもとても役に立つ力です。子育ては、パパ自身が人として大きく成長するチャンスでもあります。
「俺はできている」と思ったときこそチャンス
ここまで読んで、「どれも自分はできているよ」と思ったパパもいるかもしれません。実は、わが家のパパも、この話をしたら「全部できている」と自信たっぷりでした。(笑)
でも、一度ママに聞いてみて下さい。
「自分は十分にできているか?」と。
おそらく、多くのパパは、失敗話ではなく自慢話をしているし、子育てに億劫そうに関わっているのではないでしょうか。
でも、まずはそれでいいです。
現場にちゃんと向き合って、「できているつもり」から、「もっとよくできる」へシフトする。
それが、「そだて力」です。
明日からできる、いちばん簡単な一歩
最後に、たくさんのことを一度にやろうとしないでください。
もしも今回紹介した方法が全部ハードルが高いと感じたら、まずは簡単な声がけから始めてみましょう。
- 朝、笑顔で「おはよう」
- 夜、心を込めて「ありがとう」
朝からニコニコするのは難しいかもしれないですが、まずは「おはよう」と笑顔で言ってみる。
夜、疲れていても、一日の感謝を、ちゃんと口に出して「ありがとう」と伝える。
この2つを伝え続けるだけでも、親子関係も夫婦関係も、良好になっていきます。
言葉って、本当に大切なんですよ!
まとめ
父親と子供の関わり方で大切なのは、完璧なパパになることではありません。
- 自慢話より失敗談を話して、心の距離を縮める
- アドバイスの前に、まず気持ちを受け止める
- 義務ではなく、家族との時間を楽しむ
- 家ではニコニコ、イライラしたら距離をとる
- 思いつきで計画を崩さず、ママと相談する
そして、子供の「好き」に興味をもつこと。
小さなプライドを手放して、一歩ずつ。
パパの姿を、子供もママもしっかり見ています。
明日の朝、まずは「おはよう」の笑顔から始めてみましょう!

