性格形成に影響を与えるのはいつ?兄弟姉妹でも性格が違う!育て方で性格は変わるのか?

薬剤師
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子育てママ
子育てママ

上の子は寝つきも良かったし、トイトレも問題なかったんだけど、下の子は全然寝てくれないし離乳食も進まない・・・。

同じように育ててるはずなのに、どうしてもこんなに違うの?

どんぐりす
どんぐりす

同じ家庭環境で育っても、子供は同じようには育たないんだ。

上の子の常識が下の子では通用しないことが結構あるよ!

子育てママ
子育てママ

同じように育てても、違う性格になっていくのは、なんでなの?

どんぐりす
どんぐりす

そもそも、子供の性格は育て方だけでは決まらないんだよ。

今回は、子供の性格形成についてまとめてみるね!

子どもが成長するにつれて、その性格や個性が少しずつ明らかになってきますが、時には「育てにくい」「扱いにくい」と感じることがあるかもしれません。

性格形成は一体いつから始まるのでしょうか?

育て方が性格に大きな影響を与えるのか、それとも生まれ持った気質が重要なのでしょうか?

今回は、性格形成の時期や要因、兄弟姉妹で性格が異なる理由について詳しく解説します。

この記事をおすすめな人は?

子育て中のパパやママ

  • 特に、子どもの癇癪やわがまま、育てにくさに悩んでいる親。
  • 「子どもがなぜこんなに扱いにくいのか?」と疑問を抱き、子育てにストレスを感じている人たち。

子どもの性格形成に関心がある親

  • 子どもの性格や個性がいつ、どのように形成されるのかに興味がある親。
  • 兄弟姉妹で性格が違うことに不安や疑問を感じている親。

子どもとの向き合い方を改善したいと考える親

  • 子どもの気質を理解し、より良い子育てをしたいと思っている親。
  • 親自身の気質と子どもの気質が似ていて、ストレスを感じやすい環境に悩んでいる人。

性格形成における親の役割に悩んでいる人

  • 子どもの性格に与える親の影響について考えている人。
  • 親として何をすべきか、どのように子どもをサポートすべきかを模索している人。

性格形成はいつから始まり、何歳で決まるのか?

子育てママ
子育てママ

そもそも、性格ってどうやって決まるんですか?

どんぐりす
どんぐりす

性格には「気質」の影響と、「環境」の影響があるんだ。

生まれた時には「気質」の影響で、赤ちゃんの性格の元となる部分が決まっているんだよ。

子育てママ
子育てママ

え!

じゃあ、生まれた時にはもう性格が決まっているってこと?

どんぐりす
どんぐりす

「気質」は生まれながらにして持っているけれど、性格は固定されない。

生きている限り、様々な経験や影響で変化していくと考えられているね。

子どもは何歳から性格が形成されるのか?

子どもの性格は、驚くほど早い段階から形成され始めます

実際、研究によれば、赤ちゃんの生後数ヶ月の段階で、すでに「気質」と呼ばれる個人の行動の特徴や反応パターンが見られ、この気質は、その後の性格形成の基盤となり、人生を通じてその人の性格に大きな影響を与えます。

例えば、ある赤ちゃんは非常に落ち着いていて、初めて会う人にもすぐに笑顔を見せる一方で、別の赤ちゃんは新しい環境に慣れるまで時間がかかり、不機嫌になりやすいことがあります。

このような「育てやすい」「育てにくい」と感じる違いは、親がどう育てたかというよりも、子どもが生まれながらに持つ気質の違いによるものが大きいということ。

さらに、幼児期になると、子どもの行動のパターンがより明確になり、親や周囲の人々に対する反応が性格の一部として現れるようになるでしょう。

しかし、性格はこの時点で完全に固定されるわけではなく、成長する過程で様々な要因に影響されながら少しずつ変化していきます。

性格は何歳で決まるのか?

性格形成において、どの時点で性格が「決まる」のかという問いには、はっきりした答えがありません。

ただし、一般的に幼児期(0歳~6歳)までが性格形成の基盤となる重要な時期と考えられています。

この時期に、子どもは親や周囲の環境から多くの影響を受け、自分自身の行動パターンや対人関係のスタイルを形成していくと考えられています。

その後、思春期(12歳~18歳)にかけて、さらに性格が練り上げられていくのですが、この時期には友人関係や学校での経験が大きく影響を与え、特に、自己主張や自立心が強まる思春期では、親の影響よりも友人や社会的な経験が性格に大きな影響を与えていきます。

しかし、性格は成長過程で固定されるものではなく、大人になってからも新しい経験や環境の変化によって変わる可能性も。

よって、幼少期に形成された性格はあくまでベースであり、その後の人生経験からも大きな影響を受けることを忘れてはいけません。

兄弟姉妹でも性格が違うのはなぜ?

同じ家庭で育てられていても、兄弟姉妹で性格が大きく異なることはよくあります。同じ家庭環境・価値観・同じ養育者という環境で育っても、全く性格が異なるのです。

これは、性格が育て方だけで決まるわけではなく、子ども自身の生まれ持った気質が影響しているためでしょう。

また、第一子は親にとって初めての子どもであるため、親は慎重になりがちで、育児に対してより細かく気を配ることが多いですが、第二子以降になると、親も育児に慣れてきて、以前ほど細かいことにこだわらなくなることがよくあります。

この違いも、同じ家庭で育てられた兄弟姉妹の性格に影響を与え、異なる性格が形成される原因の一つとされています。

そもそも個々の子どもが持つ気質が違うため、兄弟姉妹で性格が異なるのは自然なことです。

気質の違いは、例えば一人は社交的で活発であり、もう一人は内向的で慎重といった違いを生み出します。なので、同じ親のもとで育てられたとしても、それぞれの子どもが異なる性格を持つのです。

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性格形成に影響する4つの主な要因

子育てママ
子育てママ

「気質」って大事なんだ!

性格を決定するものって他にもあるのかな?

1. 生まれ持った気質

性格形成において、生まれ持った気質は最も基本的で強力な要因です。

気質とは、赤ちゃんの時から見られる行動や感情の特徴であり、生まれた時点で人それぞれ異なるものです。

たとえば、同じ状況でもある赤ちゃんは泣かずに静かに過ごせる一方、別の赤ちゃんは大きな声で泣いて不快感を示すことがあります。ある事柄に対するストレスの受け方や不安になりやすい・なりにくいなどは、生まれた時から決まってしまっているということなんです。

この気質は、子どもの成長過程で変わることはあまりなく、性格の基礎として影響を与え続けます。ですから、気質を理解し、その子に合った関わり方をすることが、親にとっても子どもにとっても重要になってきます。

2. 養育環境

子どもの育つ環境も、性格形成に大きな影響を与えます。

家庭環境はもちろん、学校や地域社会、友人関係など、子どもが触れるすべての環境が性格形成に影響を与える要因となるでしょう。

特に、親がどのように子どもに接し、どんな価値観を伝えるかは、子どもの考え方や行動パターンに大きな影響を与えます。

養育環境がポジティブで、子どもが安心して過ごせる場所であれば、子どもは自信を持ち、安定した性格を形成しやすくなりますが、家庭内でストレスや不安が多い場合、子どもはその影響を受け、情緒が不安定になりやすい傾向があります。

3. 親の気質と子どもの気質の相性

親と子どもの気質の相性によっては、互いにストレスを感じやすい状況になることもあります。

たとえば、親がストレスや不安を感じやすい性格である場合、その感情が子どもにも伝わり、子どもが同様に不安定な性格を形成してしまうなんてことも。

その逆に、親と子どもの気質が異なる場合は、親は自分の気質とは異なる子どもの性格を理解しようとする努力が必要になります。

自分とは異なる気質であるがために、どう接して良いのか迷ってしまうこともありますが、親子の相互理解が深まれば、子どもも自分自身の個性を尊重されていると感じ、より安定した性格を形成することができます。

4. 社会的・文化的要因

社会や文化も、子どもの性格形成に大きな影響があります。

たとえば、日本のような集団主義の文化では、協調性や他人との調和が重んじられるため、子どももその価値観を学び、集団の中での自己表現に敏感になることがあります。

また、文化や地域によって異なる価値観が性格に影響を与えることもあります。

たとえば、都市部で育つ子どもと、地方で育つ子どもでは、周囲の影響や価値観が異なるため、性格にも違いが出てきてしまいます。

学校や地域社会のルールや期待も、子どもに対して行動の基準として刻まれることで、性格形成に影響を与える重要な要素となります。

性格形成はやり直せる?親の役割と子どもの気質理解の重要性

子育てママ
子育てママ

うちの子は内気なタイプで、気質のせいかもしれないけど、もっといろんな経験をさせておけば良かったのかも・・・。

でも、今さらよね・・・。

性格形成をやり直すことはできる?

性格形成は一度決まればそれで終わりというわけではなく、成長とともに変化する可能性があります。特に幼少期や思春期といった発達の転機には、親や周囲の関わり方が変われば、子どもの性格も変化することがあるでしょう。

たとえば、幼児期に内向的で人見知りだった子どもが、思春期に積極的な友人関係を築くことで、社交的になることも。

重要なのは、親がその子どもの成長過程に寄り添い、その時々の変化を理解し、柔軟に対応していくことです。

親の影響はどれほど大きいのか?

親が子どもの性格形成に与える影響は大きいですが、それがすべてを決定するわけではありません。

また、親が過度に子どもの性格をコントロールしようとすると、かえって逆効果になることもあります。

親の役割は「サポートすること」

親が果たすべき役割は、子どもの性格を無理に変えようとするのではなく、彼らが持つ気質や個性を理解し、その成長をサポートすることです。性格形成には、親が提供する環境や、子どもが安心して自己表現できる場が大きく影響します。

例えば、子どもが内向的であれば、それを否定するのではなく、その特性を活かし、静かな環境で自己を伸ばす方法を見つける手助けをしていきましょう。

一方で、外向的な子どもに対しては、彼らが思い切り動き回れるような機会を作ってあげることが重要です。

親の役割は、子どもが自分自身の性格を受け入れ、それに基づいた選択ができるような環境を整えることです。

親が子どもの個性を尊重し、無理のない関わり方をすることで、子どもは安心して成長していくことができます

兄弟姉妹で性格が違う理由とその育て方の違い

子育てママ
子育てママ

同じ育て方をしても兄弟姉妹間で性格が違うのは、やっぱり「気質」のせい?

兄弟姉妹の性格が異なるのは自然なこと

よく「なぜ兄弟姉妹でこんなに性格が違うのか?」と疑問を抱くことがあるでしょう。

これは、同じ親に育てられ、同じ環境で成長しているにもかかわらず、子どもたちが全く異なる性格であることがしばしばみられるからです。

しかし、これは何も不思議なことではなく、ごく自然なこと。

同じ家族であっても、全く同じ性格の大人なんていないのですから。

では、なぜ同じ環境下で性格が異なる人間が出来上がるのか?

最も大きな理由は、生まれ持った気質の違いです。

前述したように、気質は生まれつき持っている特性で、兄弟姉妹であってもそれぞれ異なります。

気質は、性格の形成に強い影響を与えるため、兄弟姉妹が同じ家庭で同じように育てられていても、性格が違うのは当たり前なのです。

親の育て方の変化も影響

さらに、兄弟姉妹の性格の違いには、親が子どもたちに対する接し方が異なることも関係しています。

上の子も下の子も同じように子育てしているんだけど・・・。

そんな風に感じると思いますが、無意識に接し方は変わってしまいます。全く同じようにというのは不可能に近いのです。

例えば、第一子は親にとって初めての子どもであり、育児経験がないために慎重になりがちです。新しい挑戦に不安を感じたり、過剰に気を使うことが多く、その結果、第一子には厳しい規律やルールが適用されることがよくあります。

一方で、第二子以降になると、親もすでに育児経験があり、第一子に対する慎重さが少しずつ和らいでくることがあります。これにより、第二子以降はより自由に育てられる傾向があり、その結果として性格に違いが生まれるのです。

第一子が責任感が強く、慎重である一方、第二子や三子は自由奔放で社交的といった傾向が見られるのは、この影響もあるでしょう。

それぞれの個性を尊重した育て方

兄弟姉妹で性格が異なる場合、親としてはそれぞれの子どもの個性を尊重した育て方をすることが重要になってきます。

上の子にハマった子育て方法でも、下の子にはハマらないことが普通にあります。どちらか一方に偏った対応をするのではなく、各々の子どもが持つ強みや気質に応じて適切なサポートを提供しましょう。

例えば、内向的な子どもには時間をかけて新しい環境に慣れさせる一方、外向的な子どもには様々な社交的な経験を提供するなど、それぞれのニーズに合わせた育て方が必要です。兄弟姉妹それぞれの気質に着目し接することで、子供は自分の個性を大切にしながら成長していくことができます。

子どもの気質と性格を理解して向き合うためのポイント

子育てママ
子育てママ

なるほど!

「気質」を理解することって大事なのね!

子どもの気質をよく観察する

子どもの性格形成において最も大切なのは、子どもの気質をよく観察し、それに応じた対応をすることと前述しました。

子どもがどのような場面で喜び、どのような場面でストレスを感じるのかを理解することで、子どもにとって安心できる環境を整えることができます。

例えば、すぐに癇癪を起こしてしまう子どもに対しては、ストレスを感じやすい状況を避ける工夫が必要です。「これくらいで・・・」と思わず、個々にあった対応を取ることを意識しましょう。

また、子どもが安心できる場所や時間を作り、その気質に合わせたケアを続けることで、子ども自身もストレスを軽減し、より落ち着いた性格を形成していくことができるでしょう。

親自身の気質を理解する

親が自分自身の気質を理解することも、子どもの性格形成において重要なポイントとなります。

子どもの気質と親の気質は似ている場合が多く、互いにストレスを感じやすい状況が生まれることがあります。例えば、親も子どもも不安を感じやすい気質を持っている場合、ちょっとした出来事でもお互いに過剰に反応してしまい、悪循環に陥ってしまいます。

そのため、まずは親自身が自分の気質を理解し、感情や反応のコントロールを心がけることが大切で、親が落ち着いて子どもに接することができると、子どももその安定感を感じ取り、より安心した生活を送ることができるようになります。

気質に合わせた子育てを楽しむ

最後に、子どもの気質に合わせた子育てを楽しむことを忘れないでください。

育児は時に大変なこともありますが、子どもの個性を理解し、サポートしていくことで、親自身も多くの学びや喜びを得ることができます。

性格形成に影響を与える様々な要因を理解しながら、子どもと共に成長していくことが、何物にも代えがたく素晴らしい体験となることでしょう。

結論:性格形成は気質と環境のバランスで決まる

性格形成に影響を与えるのは、子どもの生まれ持った気質や育つ環境、親の関わり方など、様々な要因が複雑に絡み合っています。

性格は決して一瞬で決まるものではなく、時間をかけて成長していくものです。子供との接し方を工夫しながら互いの気質を尊重していくことが大切になってきます。

兄弟姉妹で性格が異なることも自然な現象であり、親としてはそれぞれの個性を尊重した対応が求められます。

子どもの気質を理解し、親自身も気質に合わせた子育てを行うことで、親子の関係はより良好なものとなり、子どもの性格形成に良い影響を与えることができるでしょう。

何よりも、子育ては楽しみながら行うことが大切です。

大変な時期もたくさんありますが、子供と一緒に過ごす時間を大切にして、子供の気質を受け止めながら楽しく子育てをしていきましょう!

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