出産したらお腹って元の戻るんじゃないの?
ぷよぷよして、全然治らないんだけど。
出産お疲れ様。
赤ちゃんを何か月も守った子宮は、元に戻るのに少し時間がかかるよ。
産後すぐのお腹は、赤ちゃんが生まれても元の通りにはなりません。
お腹の上から触っても確認できるくらい子宮は大きくなっていて、腹筋も広がってしまっているため、赤ちゃんが出てしまうと一気にたるむというわけです。
産後のお腹のぷよぷよはなぜ?原因を調査
妊娠中はお腹の力が入りにくい状態ではなかったでしょうか?
これは、腹筋が真ん中から左右に分かれ、広がってしまっているから。
この腹筋は鍛えることで徐々に元の位置に戻っていき、同時にお腹のたるみも解消されていきます。
しかし、力が入らないからと何もしていないと、お腹のたるみが戻りにくくなるので、気をつけましょう。
ただし、産後3か月ほどはホルモンバランスも大きく変動し、身体の変化やメンタルにかなりの影響が出ます。
「早く体型を戻したい!」と焦る気持ちは分かりますが、無理をせず激しい運動は避けて心と身体の回復を優先しましょう。
お腹がたるみすぎで早く戻したいんだけど、出産したばかりは思うように動けないんだよな・・・。
産後は、自分が思っている以上に大きな負担が身体にかかっています。
「妊娠前はこれくらいできて当たり前だったから」と、負荷の大きい運動をすると、思わぬ不調が出てしまいます。
絶対に無理をしないで、少しずつ自分の身体と相談しながら行きましょう!
産後のお腹のぷよぷよは自然に治まる?
産後、大きなっていた子宮は、1か月半ほどかけてゆっくりと元の状態に戻っていきます。
しかし腹筋は、産褥期が終わってから何もしないと広がったままです。
お腹のたるみをそのままにしておくと、脂肪がつきやすくなり、元の体型に戻すのが難しくなっていきます。
えぇ!お腹のたるみって自然じゃ治まらないの?
そうなんだ。
左右に分かれた腹筋を鍛えないと、お腹はたるんだままだし、腹筋や骨盤の歪みを助けようと脂肪がついて、それがなかなか落ちにくくなってしまうよ!
それはマズイ!
いつから運動って始めてもいいの?
身体と相談って、目安がわかりにくいよ!
産後のお腹を引き締めるならいつからはじめる?
簡単な動きは産後すぐでも可能ですが、少し負荷のかかるエクササイズや筋トレなどは、産後2か月ほど経ってから始めましょう。
初めは簡単なものから始めていけばいいのね!
寝たままでもできるようなストレッチなど、身体の状態を気にしながら行いましょう。
産後の体調は個人差が大きく、出産時の負担がいつまで残っているかは人それぞれで違います。
身体のコンディションが良いときに、少しずつ行いましょう。
1年ほどかけて自分に合ったペースで腹筋を鍛えていけば、たるみを解消し、元の体型に戻すことができます。
産後のお腹ぷよぷよをセルフケア!
産後から始められるお家でできるセルフケアを紹介します。
自身の体調と相談し、無理のない範囲で始めていきましょう。
産褥体操
産褥期は、運動は避けて安静にしていることが基本です。
しかし、ずっと寝たきりというわけにもいきませんし、全く身体を動かさないのも良くありません。
産褥体操は、出産1日目から始められます。
初めは寝た状態から始めて、徐々に運動の度合いを高くしていきます。
骨盤体操
出産によって変形した骨盤が元の位置に戻らないと、骨盤内の内臓の位置も落ち、下っ腹が出る原因になります。
骨盤体操で、骨盤の歪みを解消し、また、骨盤周りの筋肉をストレッチ強化するとお腹周りをスッキリさせることができるでしょう。
軽い有酸素運動
産褥期も終わり、だいぶ体調も落ち着いてきたと思ったら、有酸素運動を取り入れていきましょう。
赤ちゃんのお世話をしながらなので、お家で簡単にできるものを紹介します。
□エア縄跳び(トランポリンと組み合わせるのも◎)
室内で縄跳びを使わずできるから、簡単!
ちょっとできたスキマ時間にできるのも◎!
1日20~30分くらいできると効果的ですが、初めは5分からやってみましょう!
□踏み台昇降
室内のちょっとした段差、もしくは踏み台などを使って行います。
我が家では、洗面台で手を洗う時に使う踏み台を使っていました。
□ステッパー
ウォーキングもおすすめなのですが、赤ちゃんもいるしわざわざ外に出かけるの面倒じゃないですか?
ステッパーがあれば、室内でもウォーキングができちゃいます!
運動強度もウォーキングとあまり変わらないようですが、天候など気にせず赤ちゃんのお世話のスキマ時間や、テレビやyoutubeを見ながらできるので、手軽さがいいですね!
\全身運動を一緒にやるとより効果的♪/
□Youtubeエクササイズ
Youtubeには多くのエクササイズ動画があります。
産後からできるものもたくさんあるので、お家に居ながらエクササイズしていきましょう。
疲れたり、少しハードだなと感じる時は迷わず動画を止めて休憩をできるのも良いところ!
\おススメYoutube:バニトレ/
\おススメYoutube:Marina Takewaki/
軽い筋トレ
軽い筋トレも、産褥期が終わり、体調が落ち着いてきてから行いましょう。
初めから負荷の大きなものをやると体調を崩しますので、産科の医師などに「いつから筋トレなどは始めて良いですか?」と聞くのも手だと思います。
腹筋に関しては腹筋が左右に広がって戻らない「腹直筋離開」の状態だと、身体を壊すことになるので、事前にチェックしておきましょう。
①仰向けに寝ます
②おへそを見ながら頭を起こします
③おへその上下を指で軽く押してみる。
2本くらい指が入るようなら、腹直筋離開している可能性があります。
腹直筋離開の場合は、無理に腹筋運動を行うと、身体によくないので、腹式呼吸や骨盤トレーニングなどを行う必要があります。
産科の医師や整体師などに相談することをお勧めします。
産後のお腹が戻らない!1年経っても引き締まらない時は?
個人差はありますが、産後半年から1年くらいをかけて、身体は元通りになっていきます。
しかし、腹筋を鍛えなかったり、骨盤の位置が元に戻っていなかったりすると、1年経ってもお腹の状態が戻らないことも。
産後は赤ちゃんのお世話で、なかなか自分の体型や健康のことは後回しになってしまい、お腹の戻りが遅くなってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
産後のお腹の戻りが遅いときのケア方法
産後1年以上経ってもお腹の状態が戻らない原因としては、以下のことが考えられます。
□姿勢が悪い
妊娠中、大きなお腹を支えるのに反り腰や猫背になり、その姿勢のまま生活を続けていると、腹筋に力が入らずお腹のたるみもそのままになってしまいます。
□骨盤の歪み
出産で開いた骨盤は、産後3~4か月で閉じていきますが、骨盤が歪んだまま閉じてしまうと、骨盤周りの筋力が低下したり、脂肪がつきやすくなりお腹周りもポッコリとした状態のままになります。
□皮膚の新陳代謝
妊娠でお腹が大きくなり、お腹周りの皮膚がのばされます。
皮膚のターンオーバーである程度たるみが解消されますが、保湿などのケアを怠っていると新陳代謝が低下し、お腹のたるみを残してしまいます。
産後1年経ったお腹の戻し方
産後1年ということは、まだまだ子供は手のかかる年齢です。
育児をしながらできる運動を中心に行いましょう!
□子供の世話をしながら、筋力トレーニング
子供を抱っこしながら腹筋や、寝ころんでお腹の上に子供をのせながらストレッチなどをしましょう。
子供とのスキンシップにもなり、一石二鳥です!
□姿勢を見直す
なかなか習慣化された姿勢を治すことは難しいことですが、立ち姿勢から徐々に変えていくと、腹筋の使い方が変わり、ポッコリお腹が解消されるかもしれません。
産後のお腹がぷよぷよする!これって大丈夫?原因と引き締め方徹底解説 -まとめ-
赤ちゃんを出産すれば、お腹は元通りに戻ると思っていたのに、ぽよぽよの状態に驚いたママも多いと思います。
ある程度は、そのまま安静に過ごしていれば戻っていきますが、やはり腹筋などを徐々に鍛えていかないと、妊娠前の体型に戻すのは難しそうですね。
まずは「産褥体操」「骨盤体操」でゆっくりと体調を戻しながら体を動かし、徐々に運動強度を上げていくのが正解でしょう。
出産という一大イベントを終えてもまだまだやらなくてはならないことが山のようにあり、ママは本当に大変です。
赤ちゃんと程よく休憩しながら頑張りましょう!