薬剤師の役割と社会への貢献とは?かまいたちさんの発言に見える患者さんと医療従事者のとらえ方の違い。医師になりそこなった負け組?

薬剤師
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どんぐりす
どんぐりす

薬剤師の仕事って、何をやっているか知ってる?

子育てママ
子育てママ

薬を・・・売ってる?

どんぐりす
どんぐりす

やばい人みたいだから、その言い方は良くないかもね・・・。

子育てママ
子育てママ

けど、実際何をしているのかあんまりわかってないのよね。

どんぐりす
どんぐりす

そうだよね。

ほとんどの人は「薬剤師」が普段どんな仕事をしているのかを知らないと思うんだ。

なぜ医師の処方した薬を薬剤師が渡すのか。

なぜ薬剤師は薬をパッと渡さず、患者さんと話をしようとするのか。

今回は「薬剤師」という職業についてまとめていくよ!

はじめに

2024年2月、人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健太さんが、テレビ番組の中で、薬剤師に対する薬局でのイライラする体験を話し、「薬局で病状について聞かれるのは全然いらん時間」という発言をし、大きな波紋を呼びました。さらに、馬場園梓さんが「言ったって薬変わらへん」と発言し、かまいたちの濱家隆一さんは「薬剤師は『医者憧れ』がある」と発言。この発言は、薬剤師の専門性や社会貢献度を軽視するものとして、多くの薬剤師から反発を受けました。

しかし、この発言の裏には、患者さんと医療従事者における薬剤師の役割に対する認識の違いが垣間見えます。そこで本記事では、薬剤師の役割と社会への貢献について改めて考察し、かまいたちさんの発言の問題点を明らかにするとともに、患者さんと医療従事者が薬剤師を正しく理解するために必要な視点を提示していきます。

薬剤師の役割と社会への貢献

薬剤師は、医薬品の専門家として、調剤、服薬指導、医薬品の情報提供など、様々な役割を担っています。近年では、医療チームの一員として、患者さんの治療計画の作成や効果測定、服薬状況のモニタリングなどにも積極的に関与しています。

どんぐりす
どんぐりす

医師が治療の専門家なら、薬剤師は医薬品の専門家

看護の専門家の看護師などと連携をとって、患者さんの治療を最適化するために働いているよ!

1. 医薬品の適正使用の確保

薬剤師は、医師の処方箋に基づいて調剤を行うだけでなく、患者さんの状態や体質、服用している他の薬などを考慮し、適切な用法・用量や副作用について丁寧に説明する必要があります。

近年では、ジェネリック医薬品の普及に伴い、安全性や有効性、価格などを比較検討し、患者さんにとって最適な医薬品を選択する役割も担っています。

どんぐりす
どんぐりす

意外と知られていないけど、薬剤師は必ずしも処方箋通りに薬を出しているわけではないんだ。

医師の中には薬の知識がなかったり、勘違いをしていたり、はたまた単純に間違えたりして、処方内容が患者さんの病状や体格にマッチしていないことがある。

そんな時は、「疑義紹介」といって、医師に処方内容の確認を行い、本当にこのまま処方薬を出していいのか問い合わせをしているんだよ。

だから、「言っても薬変わらんのにな」という発言は全くの間違い。

患者さんとしっかり話をすることで、処方内容の間違いを正すことができるんだ。

子育てママ
子育てママ

医者が間違えるなんて今まで考えたこともなかった!

医者でも人間だからね、間違えることや勘違いもあるに決まっているのに!

どんぐりす
どんぐりす

日本にはまだまだ「お医者様」文化が残っているからね。

「医師の処方は絶対!薬剤師ごときが医師の処方に触れるはずがない」と思う人も多いんだよ。

小児科に来るママさん世代ではあまりいないけど、たまに孫についてきているおじいちゃんやおばあちゃんは「何も話さないで薬だけくれればいい」って雰囲気をとっても感じるよ・・・。

子育てママ
子育てママ

確かに。

私たち子育て世代は、子育ての悩みとか薬の飲ませ方とか、薬剤師さんに相談すると色々教えてくれるから結構助かっているのよね。

医者に聞けばいいんだけど、診察は結構一瞬だし、他の患者さんがたくさん待合で待っているのに、なかなか話を切り出せないのよ・・・。

どんぐりす
どんぐりす

そうだね。

特に個人病院の医師は、診察も一人で担ってることが多いから、なかなか一人の患者さんに時間を作れないってこともある。

その点、薬局には薬剤師が3.4人常駐していることが多いから、比較的話を聞きやすいかもしれないね。

2. 医療チームの一員としての貢献

薬剤師は、医師や看護師、介護士などの医療従事者と連携し、患者さんの治療計画の作成や効果測定、服薬状況のモニタリングなどを行います。また、患者さんの病状や体質に合わせた服薬指導を行い、薬の効果を最大限に引き出すとともに、副作用のリスクを最小限に抑えるよう努めます。

医師の診察だけでは得られない情報を提供することで、より質の高い医療を提供することに貢献しています。

どんぐりす
どんぐりす

服薬状況や副作用の発現状態など、細かいことは医師だけでは対応しきれないところがあります。

患者さんとじっくり話の出来る薬剤師だからこそ気付ける変化もあるかもしれないね!

3. 薬学的知識の継続的更新と教育

医薬品や治療法は日進月歩であり、薬剤師は常に最新の知識を習得し、自身の専門性を高めることが求められています。そのため、研修会や学会への参加、論文の閲覧などを通じて、日々知識をアップデートしています。

また、患者や一般市民に対して、医薬品や健康に関する正しい知識をわかりやすく伝える役割も担っています。講演会や執筆活動などを通じて、地域住民の健康増進に貢献しています。

どんぐりす
どんぐりす

常に進歩していく医学の勉強は、医療従事者の義務です!

知識をアップデートし続け、患者さんや時には医師にフィードバックすることもある。

子育てママ
子育てママ

いろんなことを良く知っているなって思うことがあるけど、医療従事者は国家資格を取ったらそれで終わりではなくて、常に勉強し続けているからなんだね。

薬剤師の社会への貢献

薬剤師の活動は、医療現場だけでなく、地域社会全体にとっても大きな貢献をしています。

子育てママ
子育てママ

薬剤師って薬局にいるだけのイメージだけど、医療現場以外にもいるの?

どんぐりす
どんぐりす

なかなか薬局以外で薬剤師と関わることがないと思っているかもしれないけど実は様々なところで薬剤師は活躍しているんだ。

1. 公衆衛生の向上

薬剤師は、地域の薬局や医療機関で、住民向けの健康相談や服薬指導、ワクチン接種などの予防接種業務を行っています。また、高齢者や生活習慣病患者への服薬支援や、医療従事者への研修など、地域住民の健康を守るための様々な活動をしています。

2. 医療費の削減

薬剤師は、ジェネリック医薬品の普及や、服薬アドヒアランスの向上などを通じて、医療費の削減に貢献しています。ジェネリック医薬品は、先発薬と同等の有効性を持ちながら価格が安いことから、患者の経済的な負担を軽減することができます。また、服薬アドヒアランスの向上は、薬剤の効果を最大限に発揮し、医療費の無駄を減らすことにつながります。

3. 医療の質の向上

薬剤師は、医薬品に関する専門知識を活かして、医師や看護師などの医療従事者に医薬品の情報提供や服薬指導を行っています。また、患者の服薬状況をモニタリングし、必要に応じて医師に報告することで、より効果的かつ安全な医療を提供することに貢献しています。

どんぐりす
どんぐりす

古いタイプの医師だと、なかなか薬剤師の意見を聞き入れてくれないこともあるけど、薬剤師の医薬品知識を頼って相談に来る医師も多いんだ。

医療現場を支える専門家の多様な役割

薬剤師は、医薬品の専門家として、医療現場において様々な役割を担い、国民の健康を守るために重要な役割を果たしています。しかし、実際の業務内容はどのようなものなのでしょうか?薬剤師の主な業務について詳しく解説します。

子育てママ
子育てママ

はいはい!

薬剤師がいつもやってることって何ですか?

子供が薬剤師を目指したら、どんな業務をするんですか?

どんぐりす
どんぐりす

なかなか薬剤師の仕事について知る機会ってないからね。

医師の処方を作って渡すだけの仕事ではないことを知ってほしいな。

薬剤師の主な業務とは?

1. 調剤

薬剤師の最も基本的な業務は、医師の処方箋に基づいて医薬品を調剤することです。単に薬を渡すだけでなく、患者さんの状態や体質、服用している他の薬などを考慮し、適切な用法・用量や副作用について丁寧に説明する必要があります。近年では、ジェネリック医薬品の普及に伴い、安全性や有効性、価格などを比較検討し、患者にとって最適な医薬品を選択する役割も担っています。

子育てママ
子育てママ

やっぱり処方箋の薬を作る業務は必須よね!

でも、今までは「作って渡すだけじゃん!」って思ってたけど、実際は処方内容のチェックや医師とのやり取りなんかもやって患者さんに薬を渡せるようにしていたのね!

2. 服薬指導

薬剤師は、患者さんに対して、医薬品の正しい飲み方や保管方法、副作用の注意点などを説明する服薬指導を行います。これは、患者さんが薬を安全かつ効果的に服用するために欠かせない重要な役割です。近年では、患者の理解度や服薬状況に合わせて、より個別化された服薬指導が行われるようになっています。

どんぐりす
どんぐりす

調剤以上に大事な業務が「服薬指導」なんだ。

患者さんが本当にこの薬を必要としているのか、他に飲んでいる薬はないか、飲みにくそうではないかなど、いろんなことを会話の中からチェックしているよ!

子育てママ
子育てママ

よく行く薬局の女性薬剤師さんは、子育てのことも相談できてすごく助かっているのよ。

相談したいことがあっても彼女じゃないと話のきっかけがつかめなくて・・・。

どんぐりす
どんぐりす

かかりつけ薬剤師という制度を利用してみてはどうかな?

数円の負担はあるけど、子供の時期は負担ゼロな自治体が多いし、お気に入りの薬剤師がいる時は、必ずその人に服薬指導してもらえるよ!

子育てママ
子育てママ

え!!

そうなの!?

じゃあそうしたい!今度聞いてみようかな。

3. 医薬品の情報提供

薬剤師は、医薬品に関する専門知識を活かして、患者さんや医療従事者に医薬品の情報提供を行います。具体的には、薬効や副作用、飲み合わせ、相互作用などについて、わかりやすく説明します。また、医薬品の最新情報や、患者に適した医薬品の情報収集も行います。

どんぐりす
どんぐりす

お薬手帳を知っているかい?

自分が飲んでいる薬の情報が集められているんだけど、医師の中にはそれを確認していなかったり、患者さん自身が見せていなかったりすることがある。

手帳を持っていない場合でも、他に服用中の薬やサプリメントがあって、処方されている薬と相性の悪いものもあるんだ。

そういった、普通じゃ気付きにくい部分の確認も行っているよ!

4. 医薬品情報の収集・分析

薬剤師は、医薬品に関する情報収集や分析を行い、最新の情報に基づいた業務を行う必要があります。具体的には、学会発表や論文、医薬品情報データベースなどを活用し、医薬品の安全性や有効性に関する最新情報を収集します。また、収集した情報を分析し、自らの業務に活かすだけでなく、他の医療従事者や患者に情報提供を行うこともあります。

5. 健康相談や医薬品の使用方法相談

薬剤師は、健康に関する相談や医薬品の適正な使用方法について説明し対応します。具体的には、薬剤情報提供書の作成や、講演会や研修会での情報発信などを行います。また、地域住民向けの健康相談や、医薬品の適正使用啓発活動なども行います。

どんぐりす
どんぐりす

処方された薬のことだけでなく、日々の生活での健康上の不安や、薬の飲ませ方や使い方、保管方法などもしっかり説明しています。

6. 医薬品の製造・販売

一部の薬剤師は、医薬品の製造や販売に関わることもあります。具体的には、医薬品の品質管理や、医薬品の販売促進活動などを行います。また、医薬品の研究開発に携わる薬剤師もいます。

どんぐりす
どんぐりす

あまり知られていないけど、医薬品の企業には薬剤師がいて、開発などに関わっていることもあるんだ。

また、化粧品の開発にも薬剤師が関わっていることもあるよ!

7. その他の業務

上記以外にも、薬剤師は様々な業務を担っています。例えば、以下のような業務があります。

  • 処方箋の疑義照会:医師に処方内容を確認すること
  • 医薬品情報のデータベースへの登録:医薬品の情報をデータベースに登録すること
  • 副作用情報の収集・分析:医薬品の副作用情報を収集・分析すること
  • 医薬品の適正使用推進活動:医薬品の適正使用に関する啓発活動を行うこと
  • 医療従事者への研修:医療従事者向けの医薬品に関する研修を行うこと

薬剤師の役割の重要性

薬剤師は、医療現場において、なくてはならない存在であり、国民の健康を守るために重要な役割を果たしています。近年では、医療の高度化や高齢化社会の進展に伴い、薬剤師の役割はますます重要になっています。

薬剤師は、医薬品の専門家として、患者さんの安全と健康を守るために常に最新の知識と技術を磨き、研鑽を続けていくことが求められています。

かまいたちさんの発言の問題点

かまいたちさんの「薬剤師は『医者憧れ』がある」という発言は、薬剤師の専門性や社会貢献度を軽視しており、非常に問題的です。薬剤師は、医師とは異なる専門性を持ち、医療現場においてなくてはならない役割を担っています。医師と薬剤師は、それぞれの専門性を活かして協働することで、より質の高い医療を提供することができるのです。

また、この発言は、薬剤師を目指す学生や、すでに薬剤師として働いている人々を傷つける可能性があります。

どんぐりす
どんぐりす

個人的な意見としては、実際、薬剤師の中に『医者憧れ』を持っている人はそんなに多くないように感じるかな。

どっちかと言えば、処方箋の間違いを見つけたりすると、「しっかりしてくれ!」と思うこともある・・・って言ったら怒られるかも。

子育てママ
子育てママ

私たち患者側はどうしても『医者絶対!』みたいな考え方があるからね。

逆に医者を神様みたいな、いわゆる『医者憧れ』があるのは患者側なのかもしれない・・・。

まとめ

薬剤師は、調剤や服薬指導をはじめ、医薬品の情報提供、医薬品の製造・販売など、様々な業務を担い、国民の健康を守るために重要な役割を果たしています。近年では、医療の高度化や高齢化社会の進展に伴い、薬剤師の役割はますます重要になっています。

まだまだ医師や看護師などに比べると、一般的な理解の乏しい職種かもしれませんが、薬剤師を目指す学生や、すでに薬剤師として働いている方は、自身の専門性を活かして、患者や地域住民の健康に貢献できるよう、日々努力を続けていきましょう。

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