【必見】第二子が生まれる時の“上の子ケア”に効く!プレゼント&絵本で心の準備をサポート

薬剤師
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はじめに

赤ちゃんが生まれるということは、家族にとって大きな喜びです。
でも、その影で戸惑ったり不安になったりしているのが「上の子」。

特に「ママのお腹がどんどん大きくなるのはなぜ?」「自分はもう赤ちゃんじゃないの?」という疑問や不満、そして「お兄ちゃん・お姉ちゃんになるってどういうこと?」という葛藤が、まだうまく言葉にできない小さな心に渦巻いています。

そんなとき、プレゼントや絵本は小さな心の支えになる大切なツールとなります。

この記事では、もうすぐお兄ちゃんお姉ちゃんになる上の子の心をほぐすヒントを紹介します。


赤ちゃんがやってくる前に!“上の子”の不安に寄り添うプレゼント選び

上の子にだけ渡す「お兄ちゃん・お姉ちゃん就任プレゼント」

「赤ちゃんが生まれたら、みんな赤ちゃんばかり見てる……」

そんな気持ちにさせないために効果的なのが、上の子だけへの“特別な”プレゼント

  • 「あなたはママとパパにとって、ずっと大切だよ」というメッセージを込める
  • お手紙や一緒に写真を撮ってアルバムにするのもおすすめ
  • 「お世話グッズセット(おむつ人形やミニ哺乳瓶)」で、お世話ごっこをしてみる

自分は変わらずママやパパにとって大切な存在であることをしっかり伝えましょう。
そして生まれてくる赤ちゃんに対してもちょっとだけ先輩であることを認識させ、「これで赤ちゃんのお世話一緒にできるね」と言ってお世話グッズを渡すと、少し照れながらも誇らしげな顔をしてくれるかもしれません。

特別感のある“役割プレゼント”で誇りを育てる

上の子に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という役割を意識させるには、プレゼントの中身もひと工夫。

  • 「おにいちゃんバッジ」や「おねえちゃんTシャツ」
  • 絵本バッグに名前を刺繍して“自分だけのもの”に
  • ママの妊婦健診に持って行く「赤ちゃんノート」を一緒に作る

“任命式”のように渡すと、責任感と嬉しさがブレンドされて、自信に変わることもあります。

赤ちゃんが生まれた後、嫉妬の対象とならないように赤ちゃんのお世話のイメージを一緒にはじめると良いですね!

感情を表現するおもちゃやぬいぐるみも効果的

お兄ちゃんやお姉ちゃんになると言っても、まだまだ言葉で気持ちを表現するのが難しい年齢も多いと思います。

  • 感情をテーマにしたぬいぐるみ(泣いてる・笑ってるなど)
  • 「きょうだいセットぬいぐるみ」などの双子タイプの人形 で、子どもが自分の気持ちを投影するアイテムとしてみるのも◎。

自分以外の赤ちゃんや子供の存在が身近にいないとなかなか赤ちゃんが来てからのイメージをすることができません。
ぬいぐるみなどで小さな守らないといけない存在を疑似体験することも良いですね!


絵本で“お兄ちゃん・お姉ちゃんになる”心の準備をしよう

ママのお腹が大きくなる不思議を一緒に感じる絵本

ママのお腹がどんどん大きくなっていく…。なんで?

そんな妊娠中の変化を説明してくれる絵本で、上の子の不安な気持ちが和らぐことでしょう。

📚 『あかちゃんがやってくる』 作:ジョアンナ・コール/絵:マーガレット・ミラー
→ ママのお腹の中で赤ちゃんが育つ様子を、写真や優しい文章で丁寧に説明。科学的だけどわかりやすく、「ママのお腹の赤ちゃんってどんな風にいるの?」という疑問を一緒に考えられます。

📚 『ママのおなかをえらんできたよ。』 作:池川 明/絵:二宮 由紀子
→ 「赤ちゃんはママを選んでおなかにきた」という視点がやさしく、上の子にも「自分は選ばれたんだ」と感じさせてくれる一冊。赤ちゃん誕生をポジティブにとらえるきっかけになります。

兄弟ができた時の“もやもや”を代弁してくれる絵本

📚 『ちょっとだけ』 作:瀧村 有子/絵:鈴木 永子
→ 下の子が生まれて、ママが忙しくなる中で「ちょっとだけ」で我慢する女の子の気持ちが切なくてリアル。最後にはママも「ちょっとだけぎゅっとして」と抱きしめてくれる場面が涙を誘います。

📚 『あかちゃんがきた』 作: サトシン/絵: 松本 春野
→ 赤ちゃんがうちに来て、お兄ちゃんになった、けんちゃん。赤ちゃんの頭をなでなでしたり、ほっぺをこちょこちょしたり…。でも急に泣き出してびっくりしちゃった。初めてお兄ちゃんになった喜びや戸惑いを描く幸せあふれる物語。

上の子に“頼りにしてるよ”と伝える絵本

📚 『おにいちゃんになるひ』作:ローラM.シェーファー/絵: ジェシカ・ミザーヴ
→ お兄ちゃんになる日の気持ちのゆれや、「お兄ちゃんってどうすればいいの?」という戸惑いをユーモアたっぷりに描いた作品。読み終わった後、「がんばってみようかな」と前向きになれるかも。

📚 『あかちゃんがやってきた』 作:角野栄子/絵:はし こうしろう
→ 赤ちゃんがやってきて、日常が変わっていく様子を描いた優しい物語。「赤ちゃんは泣くもの」「ママは大変」など、現実を受け止めながらも兄弟との関係を育てていく姿が描かれます。


子どもの気持ちに寄り添う関わり方 ~上の子の葛藤を受け止める~

「赤ちゃんばっかり!」と言われたらどうする?

上の子の「ママ、赤ちゃんばかり見てるね…」というつぶやきに、ドキッとした経験はありませんか? そんなときは、

  • 「あなたのことも、すごく大事なんだよ」と言葉にして伝える
  • 上の子だけとの時間を意識的に作る(10分でもOK)
  • 一緒に絵本を読む・おやつを食べるなど、小さな習慣を大切に

赤ちゃん中心の生活になりがちな時期だからこそ、上の子の“心の電池”が切れてしまわないように気を配りましょう。

「がんばらなくていいよ」と言ってあげよう

「お兄ちゃんでしょ!」「お姉ちゃんなんだから!」という言葉は、子供にプレッシャーを与えてしまいます。
ただでさえ、赤ちゃん中心になってしまったママやパパに不安や不満が溜まっているのに、更に我慢するようなことを言われては、たまったものではありません。

  • 「がんばってくれてありがとう。でも無理しなくていいんだよ」
  • 感情的になったときも叱るのではなく、「そういう気持ちになるよね」と共感
  • お兄ちゃん・お姉ちゃんである前に、“子ども”であることを忘れない

子どもなりに、言葉にできない混乱を抱えているのだと理解してあげることが、何よりの支えになります。

上の子との“絆時間”を増やそう

  • お風呂に2人だけで入る(ママと上の子だけの時間)
  • 一緒に赤ちゃんの服をたたむ(役割を与える)
  • 「上の子にだけのお出かけ」を作る

赤ちゃんばかりに気を取られているが、ちゃんと自分も「特別な存在なんだ」と感じさせてあげることが、親子の信頼感を深めます。


おわりに

兄弟ができるときの上の子の心は、大人が思う以上に揺れ動いています。でも、ちょっとした言葉やプレゼント、そして温かい絵本の力で、その気持ちを受け止めてあげることができます。

あなたの「だいじょうぶだよ」の一言が、上の子の心をそっと支える魔法の言葉になりますように。

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