もう、園に行くのを毎日嫌がって大変・・・。
あの手この手で行かせようとするんだけど、結局最後は大泣きで無理やり連れていくか、根負けして帰ってくるんだよね・・・。
毎日楽しんで行ってくれればいいのに、めちゃくちゃ嫌がって抵抗するときがありますよね?
なのに、帰ってくるときはたいてい笑顔なんです。
そーなのよ!
朝のあの押し問答は何だったのって!
子供が登園することに抵抗を示すことは、多くの親にとってなじみのある課題です。
朝、子供が登園を拒否すると、親は心配になり、子供の心情を理解しようと必死になります。登園渋りの原因はさまざまであり、原因を理解しないままでは、子供に適した対応はできません。
また、親が子供にかける言葉には大きな影響があります。本記事では、登園渋りに変化をもたらすために親がかけるべき3つの言葉について考えてみましょう。
登園渋りとは?
そもそも、どうして登園を拒んだりするのか知ってる?
知らない。考えたこともないかも。
もうスムーズに朝行ってくれさえすればいいのに・・・。
確かにね、笑。
だけど、子供には子供なりの理由や原因があるんだ。
登園渋りの定義
登園渋りとは、子供が何らかの理由で学校や保育園に行くことを嫌がる現象のことを指します。心理的なストレスや不安が原因となり、具体的な表現は泣いたり、イライラしたり、体調不良を訴えるなど様々です。
この状況は子供だけでなく、親も困惑や心配を感じることが多いでしょう。しかし、登園渋りは子供の成長の過程で起こりえる自然な現象であり、適切な対応をすれば乗り越えることが可能です。
なぜ子供は登園を渋るのか?
子供が登園を渋る理由は様々です。新しい環境への適応、友達関係のトラブル、学習に対するプレッシャーなど、子供なりのストレスが背景にあります。
また、朝の準備を怠けてしまった、お腹が空いている、眠い、といった身体的な不調も原因となることがあります。
これらの要素が絡み合い、子供は「学校に行きたくない」という感情を抱くことがあります。
登園渋りのサイン
子供が登園を渋るサインとしては、学校や保育園に行きたがらない、朝の用意が遅い、体調不良を訴えるなどがあります。
また、機嫌が悪い、食欲がない、寝つきが悪いといった日常生活に影響が出る場合もあり、これらのサインが見られた場合、登園渋りをする可能性がありますので、親としては対応を考える必要があります。
親がかけるべき言葉
親がかけるべき言葉は、子供が登園渋りを乗り越えるための一助となります。ここでは、その具体的な言葉について3つ紹介します。
登園を拒んでいる子に、なんて声をかけるのが正解なのか。
まずはこの3つから試してみましょう。
「一緒に乗り越えよう」: 子供と一緒に問題を解決する
子供が登園を渋る場合、親が一緒に問題を解決する意志を示すことが大切です。「一緒に乗り越えよう」という言葉には、子供への理解と支えが込められています。
親が子供の悩みや不安を共有し、一緒に解決策を探すことで、子供は自分一人で問題を抱え込まなくても良いと感じ、安心することができます。
「今日は一緒に教室まで入ってみようか」や、「先生に一緒に挨拶してみよう!どっちが元気よくできるかな?」など、子供に寄り添って一緒にやっているという安心感を持ってもらうのが大事です。
「大丈夫、君ならできるよ」: 子供の自信を育てる
子供が登園を渋る原因の一つに自信の欠如があります。
「大丈夫、君ならできるよ」と声をかけることで、子供の自信を育て、登園に対する前向きな姿勢を引き出すことができます。親が子供の可能性を信じていることを伝えることで、子供自身も自分の力を信じることができます。
一つでもできた時は、しっかり言葉にしてできたことを伝えてあげましょう。言葉にすることで「自分はこれができた。もっとできるかもしれない」と自分を客観視する手助けになります。
「君の気持ちを理解してるよ」: 子供の感情を受け入れる
子供が登園を渋る感情を否定せず、受け入れることが大切です。
「君の気持ちを理解してるよ」という言葉からは、子供の感情を尊重し、理解しようとする姿勢が伝わるでしょう。子供の感情を否定すると、子供は自己否定感を抱く可能性があります。そのため、子供の感情を理解し、共有することが重要です。
子供が発する言葉をおうむ返しするだけでもいいです。「行きたくないんだね。」「ママといたいんだね。」「お友達と遊びたくないんだね。」と子供自ら発した言葉を、ママやパパから再度聞かされると、わかってもらえているという気持ちになります。
また、子供自身が発した言葉を自ら再認識することができるので、大泣きしていた子も少し冷静になる瞬間を作ることができるでしょう。
「なんで行きたくないの?」とか、「行かないでどうするの?」とか毎日言ってた!
「なんで?」「どうする?」と聞かれても、まだその答えを説明できるほど子供は成長していません。
自分の要求を通そうと必死な時に、余計に混乱してしまう可能性があるので、まずは共感することから始めましょう。
登園渋りを乗り越えるための対策
対策は声かけだけじゃないのね!
登園渋りを起こす原因は様々です。
子供自身の感情によるものなのか、環境などに影響されているのかわからないので、一つずつ見直していきましょう。
登園渋りを乗り越えるためには、親が適切な対策を講じることが求められます。ここでは、その対策について3つ紹介します。
家庭内での環境作り
子供が安心して学校に行けるよう、家庭内での環境作りが大切です。
子供の話をよく聞き、一緒に過ごす時間を意識的に作りましょう。家庭内でリラックスできる空間を作ることで、子供のストレスを軽減することも可能です。
毎日忙しくて、バタバタと生活を送っていた気がする。
家庭の環境が大事なのね。
登園前のリラクゼーション
朝の準備時間にリラクゼーションを取り入れることも有効です。
深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたりすることで、心地よい気持ちで一日を始められるでしょう。また、規則正しい生活習慣を保つことも、子供の体調管理に役立ちます。
心の安定はどんなことにも大切ね!
睡眠や食事のバランスが崩れていると、体調も崩しやすいし、そんな時は園にも行きたくなくなってしまうかも!
登園後のフォローアップ
園や学校から帰ってきた後のフォローアップも大切です。
一日の出来事を話し、感じたことを共有することで、親子の絆を深め、次の日への活力につなげられます。また、子供が学校で困難を経験した際には、共に問題解決の方法を考えることで、子供の問題解決能力を育てることもできます。
帰った後もしっかり向き合うことが大事なのね!
なかなか時間が取れないけど、まずは5分くらいから子供と向き合う時間を作ってみようかな!
「登園渋り」に変化を!親がかけるべき3つの言葉|子供の心を理解できるか?-まとめー
「登園渋り」を乗り越えるための親がかけるべき言葉と対策についてまとめてきました。
子供が登園渋りを経験することは、親にとっても子供にとっても困難な状況ですが、適切な対応と言葉によって、この問題を一緒に乗り越えることができます。
親子の絆を深め、子供の成長を支えるために、是非参考にしてください。